クラゲムシ

クラゲムシの一種 

静岡県沼津市大瀬崎 湾内 2019年6月15日

大瀬崎で浮遊といえばライトトラップ。

こちらに来てからナイトをやってみるも、ほほーこれが大瀬崎の浮遊で有名な「切ナイト」ってやつか、と感じ入っております。浮遊をやってたら「なんもおらん」ことはあるあるなので、よく知らないなりに水底の生き物たちを観察したりしております。

ライトトラップを仕掛けているライトの周りにも春から海藻が生えていて、ふと見るとたくさんの糸がゆるい水流にたなびいてました。あれ?これの糸みたいなのってゴカイなんかの触手や粘液トラップとは違う感じ、フウセンクラゲやヘンゲクラゲの触手に似てる。よくよくみると海藻になんというか平べったいウミウシみたいなものがついていて、そこからヘンゲクラゲのように2本の触手が伸びていた。ひとつ見えてくるとすごくたくさんの個体がついていて、気持ちよさそうに触手を長くたなびかせていました。

おー!クラゲムシ!!今までもいたのでしょうけど、初めて気がつきました。

クラゲムシは有櫛動物門有触手綱に属していて、ヘンゲクラゲなども同じ綱に属しています。

海藻に水流でちょっと無理やり浮遊してもらったら、なんとなく浮遊生物っぽくなるかな…と思ったけど、クラゲムシは触手こそしまわなかったがからだを縮めて実に迷惑そうでありました。クラゲムシは浮遊するいきものではなくて、水底で海藻などにくっついているのが好きな生き物みたいです。その後昼間のダイビングでも意識して探してみるとやはり海藻や岩などで触手を縮めて眠たそうにしている(?)姿を見かけました。シーズンや好きなホストなどがあるのか探求を続けていきたいところです。

仲良しそうな、クラゲムシ達。

触手に絡まった小さーい甲殻類なんかもからめとってたから食べるのかも。以外に獰猛なのかもしれません。

今まで気づかなかったことに気づくってやっぱり楽しいな。クラゲムシに興味ある人は少ないかもだけど。

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