アンコウ

「アンコウ出たよ!」

やはり、アンコウは大瀬崎の人気の生き物のひとつ。発見者は鼻高々、アンコウ情報は大瀬の並びの店を飛び交います。

アンコウは寒い時期に見られるキアンコウと比べると小ぶりで、一人暮らしのフライパンみたいなサイズ感がとっても可愛らしいです。何センチ、何ミリの世界のウミウシほどは小さくないので見つけるの簡単かと思いきや、アンコウが本気で砂地に埋もれているときはなかなか見つからなかったりします。

今回の子は4日ほど大体同じようなところにいてくれて、いい子でした。たくさんのたくさんのダイバーが会いに行ったけれど、生物にストレスを与えすぎるような観察をしなかったからかな、と思います。気持ちは「もう一歩」近づきたいけれど、一歩の分謙虚でありたいですね。

アンコウの瞳はゴールドに縁どられた、青緑色のバットマンマークみたいです。世界がどんなふうに見えるんだろう。

アンコウ Lophiomus setigerus 横幅20㎝、体長40センチ程度

静岡県沼津市大瀬崎 5月6日

協力:大瀬館マリンサービス

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