ヤセオコゼとサカナウミヒドラ

今年は大瀬崎のナイトでたくさん観察されているヤセオコゼ。

日中は砂の中に隠れていて、夜になると姿を現すお魚です。

泳ぎ回るというよりは、砂地の上を胸ひれで這うように移動します。

体の表面に動物の毛のようなふさふさがついていますが、これはなんとクラゲの一種、「サカナウミヒドラ」という生物です。成長すると小さなクラゲが遊離するとのことで、クラゲ好きにとってはたまらない生き物です。

今は複数個体のヤセオコゼが確認されているので、個体によって、サカナウミヒドラがたくさんついているものや、少ししかついていないものなどいろんな状態が見れて楽しいです。

ヤセオコゼを初めて見たときは、ふさふさの毛に覆われた猫みたいだなと思いました。

ヤセオコゼは瞳も大変可愛らしいです。

ストロボ光の瞳の表面に反射して神秘的。

ヤセオコゼ当人からするとまぶしくて迷惑かな?ぴかっとしてゴメンね。



ヤセオコゼ 2㎝程度

静岡県沼津市大瀬崎 2021年5月 

協力:大瀬館マリンサービス

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