ルリガイの仲間たち

ルリガイの仲間たち

 先週土曜の朝の大瀬崎、湾内の水際には先日初めて見たと騒いだギンカクラゲがびっしりと打ち寄せていました。そして日曜の朝、なにか新たな漂着物がないかお散歩してみたところ、昨日ほどではないけどたくさんのギンカクラゲが、浜の満潮のラインに打ちあがっていました。ギンカクラゲの周りをよくよく探していくと、淡い紫色の巻貝の殻がひとつ、また一つ、大小さまざま、面白いように見つかりました。

 この巻貝はルリガイとヒメルリガイ、これもまたずっと見たいと思っていた貝だったのです。朝からかなり興奮!

ルリガイは空気を粘膜で包んだいかだを作り、ギンカクラゲなどとともに風や潮に流されて暮らします。ギンカクラゲやカツオノエボシなどを食べるからなのか、軟体部は濃い紫色で刺激を受けると紫色の液体が出てきます。



ギンカクラゲにくっついていたヒメルリガイ。(見やすくするためギンカクラゲはひっくり返しています)小さいけれどもりもりとギンカクラゲを食べていました。ルリたん、キミはなんて美味しそうにギンカクラゲを食べるのだ!一体どんな味なのだ!


ルリガイたちは刺激を受けると紫色の液体を出していました。貝殻は少し透けるほど薄く気をつけて水洗いしてもかなりかけてしまいました。ギンカクラゲより小魚とかカルシウム食べてほしいです。そして乾燥すると思ったより白っぽくなってしまいますが影になった部分が、どこか寂しげな、でも純粋で高貴な感じのするなんとも言えない美しい紫色をしていて見とれてしまいます。
次の台風が迫っており、風の音も迫力を増しつつありますが、どこの地域も台風被害が最小限で、通過したあとに準備が空振りだったねといってビーチコーミングで宝探しをできるくらいでありますように。

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