タルマワシの一種

タルマワシの一種

静岡県沼津市大瀬崎 湾内 2019年12月4日 

 樽の内側からタルマワシがこちらを見てるような気がする。

 私たちみたいに言語はないかもしれないしどんな視覚か想像もつかない、でもきっと大きな複眼で私の姿はとらえていることも認知していると思う。「やだー、浮遊系ダイバーまたきた最悪ぅー」とか思ってないと思うけど「逃げる」ということは何かしら認知して行動してるわけで。私は目を凝らしてどんな生き物がいるか探しているけれど、ほとんどの海のプランクトンや生き物よりも格段に大きな人間の存在は、数えきれない生き物たちから「見られている」ともいえる。わーこんな生き物見つけたって喜んでいる間に、するりと闇に消えていく生き物たちがたくさんいるんだろうな。

 どんな時もどんな「目」があるかわからない。プランクトン相手に自意識過剰になるのも変だけど、相手は無機物ではなくてはかなくても命あるいきものだもの、気持ちがあってそこにいるのに姿を見せてくれないこともあるはず。まずは最低限の礼儀、存在を乱暴に横暴に扱わないってところかな。

 

 

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